nullnull7の日記

プログラミング、写真、旅、その他日常について。

「タイムトラベラーズ」レビュー

タイムトラベラーズ

タイムトラベラーズ

年末年始にタイムトラベラーズをプレイしました。428、9時間9人9の扉のイシイジロウさんの作品。制作はレベルファイブ

群像劇大好き、タイムトラベルもの大好き、428も面白かった、なので外れることはないと思っていたのだけど…。

※微ネタバレ含む

シナリオ (C+)

  • ワクワクしたのはプロローグとみこと編の開始時のみ。。各キャラの話は面白くないし、全体の盛り上がりもあまりない。微妙だった。
    • 刑事編は「正義とは?」がテーマっぽいが、主人公が陥る窮地はただの悪趣味な嫌がらせによるものだろ…
    • 雛編は、命より真実が大切なんです!! って言う言葉が軽すぎ。
    • ルサンチマン編はギャグパートなのはわかるが、全く合わなかった……最後の覚醒した辺りは寒すぎた。
    • 高校生編はまあ青春って感じ。ただ、最後の一刻を争う場面でなんでぬいぐるみ取りに行ったw
    • 詐欺師編、この人パートはかっこいいのに、なんであんな無意味な賭けを挟むんだろう…という印象
    • みこと編でようやくキターと思ったけど一瞬で終わってズッコケた。何で6周目を持ってきたのだろう? 2周目3周目と繰り返して、一人でループを繰り返す孤独感出すのが王道な気がするが
  • ザッピングシステムの意味なし。ほぼ一本道。ここを越えるためにあそこであの選択をしなくちゃいけないのか!! という楽しみなし。
    • 「タイミング悪く電話しちゃって死亡」レベルの無意味な繋がりが多くて辛い
  • というかそもそも、各キャラ同士の繋がりが薄い………。
    • 群集劇って、バラバラに行動していた人々が最後に一丸となって行動して問題を解決する!のが熱い展開の1つだと思うがそれもなかった。
  • タイムトラベル要素薄い。最後にやっとくるくらい。選択肢のミスをタイムトラベルで過去に戻ってやり直してます、ってコンセプトらしいがノベルゲームやりなれてる人には普通のことだよね
  • EDの大団円があっさりしすぎてヤバい。
  • 数少ない良かったシーン
    • 高校生編ラストシーン、人生の重荷に感じていたことが、実は自分が生きる理由になっていたことに気づくシーン。あと、その前の刑事に諭されるシーンは良かった。「困難は人を優しくしてくれる」
    • 「最後の1ピースをはめにいこう。まあ、私にとっては最初の1ピースだが」これはカッコイイなw エルシャダイ感w

システム (A)

  • 特に問題なし。
  • 途中でDSの電源なくなってsaveできなかった場面あって、その時に強制スキップできず同じ場面やり直しになって面倒だったりした。

音楽 (A)

良かった。テーマ曲カッコイイね。

グラフィック (A)

  • 良かった。通常シーンの3Dも、回想時の2Dもどちらも良かった。
  • というかカメラワークとかむしろ凝りすぎw そこじゃなくてシナリオに力使って欲しい…と思った。
  • 3Dキャラが若干微妙な部分もあるが、基本良い。みことかわいい。

総評

いまいち。。期待してただけに…

渋谷面白かったなあ…。(渋谷ももっと各キャラの絡み出してくれとか思ったが)

その他

追記:

3D立体視を加えると,奥行きが出るので,情報量が多くても整理できるんです

半分共感、半分は3Dとして使うの結構面倒なので(ちゃんと視点固定しないと立体視できない)、オフにしたくなる衝動にかられる

これは映画や小説では無理,ゲームでしか出来ないと判断したものだけを企画として進めます。

これはどこかでも言ってたな。

でもプロットが単純であるがゆえに,かまいたちの夜は映画や小説に落とし込むときに,面白く仕上げるのが非常に難しいと思うんです。なぜプロットが単純化されているか,僕なりに考察させていただくと,複雑な構造を提示するにあたって,物語そのものまで複雑にしてしまうと難解になってしまうからではないかと思っています。雪山というクローズド・サークルで連続殺人が起きるという王道パターンの物語だったからこそ,多くの人が複雑なゲーム性を理解できたんだと思います。 だから僕も,自分のタイトルでは基本的に物語をシンプルにしています。逆にいうと,ステレオタイプなプロットに持ってくるのは,ゲームデザインに複雑な要素を取り入れることを理解してもらう為の仕掛けでもあるんです。これはプロットは斬新なモノでなくても構わないということではなく,斬新なゲームデザインに興味を持ってほしいからです。

ふむふむ

あの作品はむしろ面白さ重視の最高傑作なんですが,SF設定だけをよくよく考えると「?」なところも多いですよね。よく言われるのは「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」では,過去を改変してビフが未来に戻って来るという展開がありましたが,もう未来は変わってしまっているので,よく考えるとビフはあそこには戻れないですよね? 実際にはマーティは変化した未来に行ってしまいますし。それに,未来の写真が徐々に変わっていくのは,よく考えるとうまく理解できなかったりします。 でも,あれは,時間切れまでに何とかしなければいけないことを強調するため,SF的な理屈を超えた名演出だと思います。

ふむふむ。

僕はゲームを演出するとき,よくスタッフに「映画ではなく,アトラクションとして作ってください」と言うんです。つまり,アクターが観客を巻き込みながらセリフをしゃべるように作るわけです。例えばディズニーランドのシンデレラ城で,魔王が出てくるようなシーンを思い浮かべてください。アクターが「魔王が出てきました!誰か,この剣で魔王を切ってください,そこの坊や,お願い」と言って,観客の一人に剣を渡すと,ビカビカビカーッとなって,見事,魔王を倒す展開となるわけです。 PCEは,まさにアレで,プレイしていて気持ちよくなるよう,一番おいしいところをプレイヤーに渡すための演出なんです。

PCEについてはまさにその通りだと思った。別にゲームとしては何も面白くなかったが、あれで少し臨場感出てるのかなと。(でもやはり不必要だと思った)

つまり,街は一人の主人公の話だけを読んでも成立するけれど,428はそれぞれの集約として一つになっている。タイムトラベラーズも428と同じで,4~5人の主人公がそれぞれ語っていくことで,全体の物語の輪郭がぼやけるのではなく,より多面的に見えてくるから面白いという作りになるのだと思っています。

こういう話は大好き。